山の話( 芦別岳 )
こんにちは。山とコーヒーが好きなYtotoです。
雄々しいカッコいい山です。
登った日は、ほとんどガスがかかってたのですが、上の写真は下山途中一瞬ガスが晴れたときの芦別岳です。
先日の夕方、南富良野にある山部自然公園太陽の里キャンプ場に到着(全ての設備が整っていて、無料)。
風と小雨のため、コンビニ弁当とビールで車中泊。19:00就寝。
予定:
ユーフレ川、夫婦沢を遡上、北尾根を通って頂上を目指す旧道コース。帰りは長い尾根を下る新道コースで下山。
イメージとしては、カタカナの「コ」の字を一周。一辺が、川の遡上。一辺が、尾根歩き。一辺が、新道コースで下山。
芦別岳は標高1726mで、夕張山地の最高峰。
天を貫くようにそびえる岩山で、北尾根から見るとマッターホルンのように見えるそうだ。(当日、ガスで見れなかったのが残念)
アシ・ペッはアイヌ語で「かん木の、川」という意味で、芦別川の水源にちなむ山名とのこと。
翌日午前3時40分起床。
朝飯はインスタント焼きそば。登山準備。
4:30駐車場出発。旧道コース登山口(下の写真)4:50出発。
くもり空。雲が低く眺望は悪いかも。
林道をしばらく進むと左にユーフレ川。
左岸に川に沿って高巻きが続く。
高巻きとは沢登りで危険な箇所をかわす山道のこと。
1時間50分ほど歩いたところで、休憩ポイントの白竜ノ滝に到着。
清々しい滝の音とで、疲れが吹っ飛んだ。
もう少しユーフレ川を登ると、分岐。
支流の夫婦沢を遡上する。1時間ほどすると対岸にしんぱく山が見えてきた。尾根まで後一息。
沢の源流で、小休止。冷たくて美味しい水。水筒にも補充。
登山口から4時間。ようやく尾根にたどり着いた。
残念ながら視界はよくなかったが、一瞬ガスがはれ、夫婦岩の北峰が目の前に現れた。(1412m)
さて、ここからが長い尾根歩き。途中、下の写真のような小山を何個か乗り越えて行く。アップダウンが多く消耗する。
眺望が良ければまだ救われるのだけどね。
2時間ほど尾根を進むとキレットに到着。
尾根登りの最後の山場。両サイドにきれこんだ険しい尾根歩き。本来なら、芦別岳の勇姿が望めるのだが。
一歩一歩慎重に歩をすすめていった。
視界が悪くても今回の山行で一番面白かったところだ。
キレットを過ぎたところで、一瞬ガスが晴れたので、振り返って通ってきたところを写真に撮った。
キレットを越えると、少しなだらかなお花畑にでる。
小休憩。あんパンを食べて、頂上までもうひとがんばり。
慎重に岩を登って、やっとこ山頂。
登りはじめて8時間。きつかったー。
ガスってて残念だけど。この山の魅力はビシビシ伝わってきた。
ときどき晴れる景色から雄々しい全貌が想像できた。
沢あり、アップダウンの尾根歩きあり、ちょっと危険な岩登りありの旧道コースだった。帰りは、比較的歩きやすい新道コースで下山です。
山頂には、新道コースから来た2組と、同じく旧道コース1組がいました。
山頂13:20出発。
帰りは、登山道が整備されていて歩きやすい。
20分下山したところで、ガスが晴れて山頂が、スッキリ見えた。
冒頭の写真です。
下の写真のように数秒後ガスがおおいはじめ、その後すぐに見えなくなった。
単調な長い尾根が延々と続き、両膝が痛く踏ん張りも効かず、おまけに左の登山靴の靴紐も切れてきつかった。
16:50無事下山。往復12時間の山行でした。
熊が里に降りてこないよう柵がしてあり、扉を閉めて下山完了。
下山後、占冠で温泉に入った。疲れも吹っ飛んだ。
いい湯だったー。
最後まで読んでいただきありがとうございました。